UNICORNⅠ和訳 Lesson 10
Lesson 10
SOSEKI IN LONDON
(ロンドンでの漱石)
P.131
【BEFORE YOU READING】 省略
【WORDS】
Hong Kong 〔固有名詞〕 香港
Colombo 〔固有名詞〕 コロンボ
Naples 〔固有名詞〕 ネープルズ
Eiffel Tower 〔固有名詞〕 エッフェル塔
Impress(ed) 〔動詞〕 感銘を与える
view 〔名詞〕 眺め、視野、見解
Sri Lenka 〔固有名詞〕 スリランカ
Temple 〔名詞〕 神殿、寺院
P.132
夏目漱石は、当時の文部省によって学生としておよそ100年前にイギリスへ派遣された。
彼は当時33歳で、熊本県第五高等学校の教授だった。
彼は1900年の9月に船で横浜を出航し、2ヵ月後にロンドンに着いた。
当時、イギリスは他の国々よりも発展していた。
ロンドンにはすでに地下鉄網があった-東京初の地下鉄の30年前である。
漱石の見るもの聞くもの全てが不思議だった。
彼は古本を買うこと、公園を散歩すること、そして劇場へ行くことを楽しんだ。
彼は妻への手紙に書いた:「君が素晴らしい劇場のショーを見られたら良かったのに。
1つのショーで、私は60人ほどの女性が豪華な衣装を身に着けてステージ上で踊っているのを見た。」
【文章構造:SVOC】
I saw about sixty women dancing on the stage / in gorgeous costumes.
S V O C
see+O+Cで「OがCであるのを見る」という意味で、SVOCの構造になっている。
SVOCの構文(第4文型)ではん、O=Cが成り立つ。
しかしながら、ロンドンでの漱石の生活は時に困難だった。彼には物価が非常に高かった。
【WORDS】
the Ministry of Education 〔固有名詞〕 (当時の)文部省
ministry 〔名詞〕 省、内閣
professor 〔名詞〕 教授
the Fifth High School 〔固有名詞〕 第五高等学校
web 〔名詞〕 クモの巣、網状のもの
underground(s) 〔名詞〕 地下、地下鉄
theater(s) 〔名詞〕 劇場
stage 〔名詞〕 舞台
gorgeous 〔形容詞〕 豪華な
costume(s) 〔名詞〕 衣装、服装
1.
〔質問訳〕 なぜ彼は、イギリスへ行ったのですか?
〔解答例〕 He went to Britain because he was sent by the Ministry of Education as a student.
〔解答訳〕 彼は学生として当時の文部省から派遣されたため、イギリスへ行った。2.
〔質問訳〕 当時、イギリスはどのようでしたか?
〔解答例〕 Britain was more developed than other countries then.
〔解答訳〕 当時イギリスは、他の国々よりも発展していた。
P.133
また都市に馴染みが薄いため、彼は名所へ行くために出かけたときしばしば道に迷ったり、誤った列車に乗ってしまったりした。
【文章構造:分詞構文】
Being unfamiliar with the city, he often lost his way.
Beingの意味上の主語はheで、後半の文と一致しているので、分詞構文の主語は省略されている。
分詞構文にはいろいろな意味があるが、ここでは、「~なので」の意味で使っている。
be familiar with ~ で「~を良く知っている」という意味。
2
漱石は、自分の英語について書いた:「話す能力は言うまでもなく、私の聴解力が十分良くないということは残念だ。」
日本では、彼はイギリス人と話すのにあまり問題なかったが、ロンドンの人々はしばしば彼が理解するには話すのが早口だった。
特に、彼は東ロンドンで労働者階級の人たちに話されるロンドン訛りが、理解するのに非常に難しいと思った。
【WORDS】
be unfamiliar with ~ 〔熟語〕 ~を良く知らない
unfamiliar 〔形容詞〕 よく知らない、不慣れな
lose one’s way 〔熟語〕 道に迷う
go out 〔熟語〕 外出する
comprehension 〔名詞〕 知識、理解力
to say nothing of ~ 〔熟語〕 ~については言うまでもなく
ability 〔名詞〕 能力
have trouble ~ing 〔熟語〕 ~するのに苦労する
in particular 〔熟語〕 特に
particular 〔名詞〕 特殊、詳細
cockney 〔形容詞〕 ロンドンっ子の、ロンドン訛りの
dialect 〔名詞〕 方言
P.135
漱石は、イギリスに2年間滞在した。
滞在中、彼は5つの異なる下宿屋で暮らした。
家賃が高すぎたため、彼は最初の2つには数週間しか滞在しなかった。
3つ目の下宿屋は安かったが、数ヵ月後に女家主が異なる地域へ引っ越し、新しい下宿屋を開くことを決めた。
漱石は、その女家主のことは全く好きでなかったが、彼女の姉(妹)のケイトのことは好きだった。
女家主とは異なり、ケイトは静かで思慮深い女性だった。
彼女たちと一緒に新しい家へ移ることをケイトが彼に依頼したとき、彼は受け入れた。
すぐに、若い日本人科学者、池田菊苗が越してきた。
彼は非常に聡明な人で、漱石は彼との交際を楽しんだに違いない。
【文章構造:助動詞+have+過去分詞】
Soseki must have enjoyed his company.
S 助動詞 過去分詞 O
〔must+動詞〕で「~に違いない」という意味。動詞の部分に、have+過去分詞の現在完了を持ってくると、
「~したに違いない」という意味になる。
しかし、数ヵ月後に池田は別の場所へと引越し、そのことは漱石により良い下宿屋を探させた。
【WORDS】
a boarding house 〔熟語〕 (まかないつきの)下宿屋
rent(s) 〔名詞〕 賃借料
cheap 〔形容詞〕 安い
landlady 〔名詞〕 女主人、女家主(landlordの女性形)
be fond of ~ 〔熟語〕 ~が大好きである
fond 〔形容詞〕 大いに気に入って
unlike 〔前置詞〕 ~とは違って
thoughtful 〔形容詞〕 思慮深い
Ikeda Kikunae 〔固有名詞〕 池田 菊苗
move in 〔熟語〕 引っ越してくる
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