ELEMENTⅠ和訳 READING 2
READING 2
Magician’s Jump from a Bridge
(奇術師の橋からのジャンプ)
【WORDS】
magician 〔名詞〕 奇術師、手品師
P.118
ハリー・ヒュディーニ(1874-1926)は危険なスタントで有名な奇術師だった。
おそらく、彼の最も有名なパフォーマンスは、デトロイト・ブリッジ・ジャンプだった。
これは、彼が2つの手錠をかけられ、デトロイト川のベル・アイル橋からジャンプした1906年11月27日に起きた。
【WORDS】
Harry Houdini 〔固有名詞〕 ハリー・ヒュディーニ
Detroit 〔固有名詞〕 デトロイト
bound>bind 〔動詞〕 縛る、拘束する
handcuff 〔名詞〕 手錠
Bell Isle Bridge 〔固有名詞〕 ベル・アイル橋
P.119
次に起きたことは、1000回語られてきた。
こういう話だった。
その川は凍っていて、ヒュディーニのジャンプのために氷に穴が開けられた。
彼は手錠から抜け出したが、水から出ようとしたとき、穴から川に流されてしまったことに気付いた。
見ていた人たちは騒ぎをし始めた。
彼の助手は、ヒュディーニが水中で3分30秒しか息を止めていられないことを知っていた。
もし彼が3分で現れなかったら、ロープを持った助手が彼の後から飛び込む計画になっていた。
しかし、もちろんそのアシスタントは危険をおかして皮に飛び込むことはしたくなかった。
その代わりに、彼はただ穴からロープを落としたのだ。
近くのホテルの部屋に滞在していたヒュディーニの妻ベスは、窓の下で少年たちが叫んでいるのを聞いた。「ヒュディーニが溺れた!ヒュディーニが溺れたぞ!」
【WORDS】
frozen 〔形容詞〕 凍った
panic 〔動詞〕 大騒ぎをする
assistant 〔名詞〕 助手
breath 〔名詞〕 息
rope 〔名詞〕 ロープ、縄
risk 〔動詞〕 思い切って~する
Bess 〔固有名詞〕 ベス
below 〔前置詞〕 ~の下に
drown 〔動詞〕 溺れる
P.120
そうしているとき、ヒュディーニは穴を探している間に水と氷の間の小さな空気のくぼみで呼吸することで生き延びることが出来ると気付いた。
そして、彼はロープの先を目にした。
彼はそれに向かって泳ぎ、登って出た。
歓声が上がった。
ベスはホテルから走り出て、安堵して彼を歓迎した。
彼は、それからの数時間体を温めて過ごし、その晩満員の劇場で奇術のパフォーマンスを行った。
このように話は続く。
しかし、その話は本当だったのだろうか?
1つの問題は、11月27日に気温は寒かったが、凍結温度以上だったということだ。
そこで、後のあるときにヒュディーニの助手が密かにジャンプの日付を気温が凍結温度よりも上昇しなかった12月2日に移したのだ。
しかし、大きな川で氷が張るには、数日以上気温がもっと寒くなくてはならない。
ジャンプ全体が誰かの空想だったのだろうか?
別の奇術師はそう考えた。
【WORDS】
meanwhile 〔副詞〕 そうしているとき
breathe 〔動詞〕 呼吸する
relief 〔名詞〕 安堵
temperature 〔名詞〕 温度
freezing 〔名詞〕 凍結
sometime 〔副詞〕 あるとき
imagination 〔名詞〕 想像、空想
P.121
彼はヒュディーニの妹に1953年にロング・アイランドでのパーティーで出会った。
彼女は、彼女が幼かったときに兄が送ってくれた非常に多くのハガキを持っていた。
彼女によると、彼女の学校の少女たちはハガキ、特に外国のハガキを集めることを楽しんだため、彼は公演中の2年間、毎日彼女にハガキを送ったのだ。
問題となっている日には、ヒュディーニと他の兄弟は確かに2人ともヨーロッパにいて、彼女はそれを証明するハガキを持っている、とその少女は言った。
その奇術師は、ヒュディーニの助手がアメリカの大衆の注目を彼に集めるため、ジャンプの話をでっち上げたと常に言ったのだった。
ヒュディーニは、このごまかしが知れたら、自分の名前を傷つけると考え、助手に非常に腹を立てた。
しかし、当時遠距離のコミュニケーションは現在の状況のようではなかった。
誰も、誰が正しいのか事実をチェックしようと考えなかった。
【WORDS】
postcard 〔名詞〕 ポストカード、絵はがき
tour 〔名詞〕 巡業、公演旅行
deception 〔名詞〕 ごまかし
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